雪だるま財団とは

雪だるま財団が目指すもの

雪を逆手に取ったまちおこし
新潟県上越市安塚区は、最高積雪深が2~3m以上にもなる日本有数の多雪地帯です。合併前の安塚町時代、昭和61年には日本で初めて雪そのものを商品化した「雪の宅配便」、昭和62年2月には東京にダンプカー450台もの雪を運びこんだ「サヨナラ後楽園球場スノーフェスティバル」で全国的に一躍注目を浴びました。そして安塚町は雪を逆手に取ったまちおこしの取り組みとして、外部との交流を図りながら、雪国らしい文化、経済、生活の在り方の目標とした「雪国文化村構想」を掲げました。この構想を具現化していくために、まちづくりの手法を探り、充実した活動とより高度で機能的な研究、実践組織として、平成2年9月に「財団法人雪だるま財団」が誕生しました。
雪国文化圏シンポジウム、雪だるま大賞の制定、雪の情報紙の発行、人材育成事業、雪関連等の研究・調査・設計など様々な事業に取り組んできました。安塚には平成4年に雪利用施設が初めて完成し、現在では公共施設を中心に上越市内、特に安塚には多くの雪利用施設があります。平成18年からは雪の市民会議を全国各地で毎年開催し、雪の利活用や利雪技術の開発・普及を目指しています。

雪・自然・人を活かして
平成11年からは、体験型観光として学校団体を中心に受入を開始しました。自然と農林漁業と人を資源とした「越後田舎体験」の事務局として、交流人口の拡大と経済・地域活性化の推進に努め、現在は上越市と十日町市で、年間45団体の受入を行い、1億円産業となっています。また、地域の良さを知ることで自信と誇りを感じ、それを観光資源にしようと「地域めぐり」を行い、平成25年度は「ほほえみ巡り旅」として体験・交流の推進を図っています。
平成23年の東日本大震災のあとは、雪エネルギーヘの関心が特に高まりました。新潟県内外の方からの問合せや視察が増え、新潟県内、長野県北部などで雪室の建設も進み、雪室の食材が脚光を浴びています。私ども財団では雪利用施設の技術・運営等で行政・団体・企業などへのご支援をさせていただいています。また、未来ある子どもたちに夢のある雪国を伝えるために、上越市などの学校に雪の出前授業や都会から来る学校には雪の利活用を伝えています。今後、全国の雪国で雪の利活用の推進・発展が期待されます。
これからも、地域の資源である雪・自然・人を有効に活用し、雪に関する研究を進め、快適で楽しい雪国の生活のあり方を提案し、地域社会の発展と雪国生活の向上に努めてまいります。