縄文のはるかな昔から、雪は、人間の営みにとって、貴重な水資源を貯えるという大きな役割を果たして来ました。稲作においては、平野部だけでなく、「耕して天まで至る」と言われるほど山頂近くまで棚田を切り開くことを可能にし、北陸から東北地方を日本の大穀倉地帯として発達させました。
江戸から明治にかけて、新潟県が全国一の人口を誇っていたことを見ても、雪の.もたらす恵みの偉大さは、人々にとって過酷な生活条件をも上回る価値あるものだったと言えます。
経済構造の変化に伴い非積雪地帯に人口と産業が集中した現在でも雪は、飲料水、工業用水として、さらには水力発電によるエネルギーの供給源として無くてはならないものです。
「雪は天から送られた手紙」とは、雪の結晶の研究で名高い中谷宇吉郎博士の名言であり、私達は、「雪は天からの贈りもの」「かけがえのない資源」であり、「遊び相手」であるとも考えています。
中谷宇吉郎雪の科学館
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